FCポルト4-1ナポリ観戦記。ドラガンの熱気と、10番ガブリ・ベイガ
アルガルヴェから、ソシオとして応援するFCポルトのもとへ。チャンピオンズリーグのナポリ戦で見た炎の演出、隣の観客の応援歌、ガブリ・ベイガの躍動。試合の流れとともに、駐車や11度の夜の防寒も記録する。
欧州サッカーを現地で観る旅。スタジアムと街、その日の空気を1試合ずつ記録します。
アルガルヴェから、ソシオとして応援するFCポルトのもとへ。チャンピオンズリーグのナポリ戦で見た炎の演出、隣の観客の応援歌、ガブリ・ベイガの躍動。試合の流れとともに、駐車や11度の夜の防寒も記録する。
混み合うショップ、警察に誘導されるレフのサポーター、そして旗や太鼓のないゴール裏。リスボンのヨーロッパリーグで見た3-1の勝利と、20歳のプレスティアーニの可能性。ベンフィカの歴史や人気の背景もたどる。
11月2日のテネリフェ対アンドラ戦で接触し、翌朝亡くなったヘスス・デ・ミゲル。試合の経緯、サポーターの追悼、危険なプレーと救命をめぐる議論、拡散した偽情報をたどる。僕が好きなカナリア諸島の島と、柴崎岳との縁についても。
小学生のときガンバ大阪ジュニアユースにいた僕は、Jリーグ元年からのガンバファンだ。ヨーロッパの現地観戦ばかりしていた夏のあと、吹田で宇佐美貴史の直接FKを観た。試合は面白かった。でも、正直に書く。フィジカルの激しさとスピードは、まったく別のものだった。
夏合宿の最終戦、スポルティング対ストラスブールは7-0。Euro 2004のために建てられ、「白い象」と呼ばれたスタジアムで、今季初めてスポルティングを観た。
暑い金曜の夕方、エスタディオ・アルガルヴェにプレミアリーグのクラブが来た。スポルティングは開始2分で先制されてから逆転、4-1。途中出場のネルが2点。
観客1,883人、チケット5ユーロ。スタジアムの隣のマンションのベランダから、住民がタダで試合を観ていた。中島翔哉はベンチ外。給料未払いとFIFAの登録禁止で揺れる「二つのポルティモネンセ」と、1部のクラブがひとつもない南ポルトガルの話。
この試合、普通のチケットは完売で、残っていたのはVIP席の433ユーロだけだった。世界中から観光客が集まる新ベルナベウは、ディズニーランドのようで、ピッチの上はウイイレだった。それでも気持ちが入らなかった理由と、21歳のアルダ・ギュレルに惚れた話。
日本人初のバレンシア1軍、佐藤龍之介を観に行った。ヨーロッパで最も急なスタンドから観たバルサの0-5。「Lim go home」のプラカード、コウモリのタトゥーを入れたタクシー運転手の沈黙。かつての強豪がいま何を抱えているのか、まだ日本に伝わっていない話。
人口24万の街がラ・リーガにいる、という誇り。試合前の花火、祖父から孫へ受け継がれる席、同じホテルに泊まっていたソシエダの選手たち。アウェイのユニフォームを着てはいけない理由も含めて、スペインの小さな街の月曜夜を全部書く。
8試合観た中で、僕が「最高だった」と思ったのはセビージャだった。試合内容ではなく、サポーターの熱気と楽しさ。ドイツ人の友人も同じことを言っていた。ポルトガル南部からは車で2時間。アルガルヴェに住む人にこそ勧めたい、ヨーロッパで一番祭りに近いスタジアムの話。
ポルト対ベンフィカ、3-1。控えめに言って最高だった。モウリーニョが欧州を制し、中島翔哉が背負ったクラブ。選手入場の炎の演出、レッドカード、アウェイ席近くの乱闘、VIP席から見たラウンジ。この夜を境にポルトのファンになり、ソシオになった。このスタジアムに通うためにポルトに引っ越してもいい、と本気で思っている。